プログラミングやIT関連の仕事をしていなくても、サーバーという言葉をよく耳にするようになりました。しかし、サーバーについて尋ねられると答えられない人も多いのではないでしょうか。取引先との会話でサーバーについて尋ねられたり、サーバーについての会話が始まったときに、話についていけなくて恥ずかしい思いや、知ったかぶりを知ってしまった経験ないですか?
サーバーとは?
サーバーとは、英語で書くと「Server」です。
「serve」というのは、なにかを「提供する」という意味です。
つまり、利用者の要求(リクエスト)に対して、それに応答したデータを提供するコンピュータやプログラムのことをサーバーと呼びます。
わっかりそうで、わっからな〜い
例えば、インターネットでどこかのWebサイトを見るときを想像してください。
その場合、まずWebブラウザにURLを入力し、Enterキーで決定しますよね。
このとき、我々(クライアントと呼ぶ)は、Web上の住所(IPアドレスと呼ぶ)を管理している
このとき私たち(クライアント)は、Web上の住所(IPアドレス)を管理しているサーバーに、表示させたいWebサイトの住所を問い合わせ、表示をリクエストしているということになります。
サーバーの種類
サーバーは、大きく分けて「物理サーバー」と「仮想サーバー」の2種類があります。
物理サーバー
物理サーバーとは、物理的に存在する1台のサーバーのことです。
物理サーバーには「共用サーバー」と「専用サーバー」の2種類があります。
共有サーバーとは、レンタルサーバーのことです。1台の物理サーバーを、複数の利用者でシェアして使うことになります。サーバーは一台数十万円したり、光熱費がかかったり、維持をしなければなりません。そこまではまだかけたくないという方は、こちらで十分でしょう。
専用サーバーは、物理サーバーそのものを1台レンタルするため、自由に使うことができます。ほかの利用者の影響を受けることなくサーバーが利用できるので、自由度が高いです。
仮想サーバー
仮想サーバーとは、1台の物理サーバー上で複数台のOSを動かし、稼働させる仕組みのことです。
仮想サーバーは「VPS」と「クラウドサーバー」の2種類があります。
VPSとは、「Virtual Private Server」の略で、仮想の個人サーバーという意味になりますね。
共用サーバーと同様に、1台の物理サーバーをシェアしますが、利用者一人ひとりに対しての環境が仮想上に構築されているため、ほかの利用者の影響を受けにくいという利点があります。
クラウドサーバーは、クラウド環境に作られたサーバーのことです。
クラウドサーバーおすすめ5選を比較!レンタルサーバーとの違いも解説!
Webサーバー
Webサーバーとは、利用者(クライアント)からのリクエストに応じて、Web上のデータを送り返すサーバーで、Webサイトやブログなどを表示します。
メールサーバー
メールサーバーは、メールの送受信サービスを提供するサーバーです。
ファイルサーバー
ファイルサーバーとは、ネットワーク上でデータを共有・使用するためのサーバーです。
データベースサーバー
データベースサーバーとは、利用者(クライアント)からのリクエストに応じて、データベース上にあるデータを送り返すためのサーバーです。
ネットショッピングなどをしているとき、商品一覧はデータベースと呼ばれる場所に保存されているのですが、そこからデータを探してきたりして、返す役割があります。
DNSサーバー
DNSとは「Domain Name System」の頭文字をとったものです。利用者(クライアント)のリクエストに応じてIPアドレスとドメインを結びつける役割を担うサーバーです。IPアドレスとは、Web上の住所のようなもので、ドメインは独自のWebサイトの名前だと思ってください。それぞれについては、また詳しく解説いたします。
アプリケーションサーバー
アプリケーションサーバーは、その言葉の通り、アプリケーションを返すサーバーです。プログラムを実行して必要なデータを取り出したりします。
FTPサーバー
FTPとは「File Transfer Protocol」の頭文字をとった表記です。主に、Webサーバーとのファイルの送受信を行なうサーバーです。
コンピュータからサーバーにデータをアップロードしたり、サーバーからデータをダウンロードしたりすることができます。ファイルのやりとりをすると思ってください。
まとめ
普段よく耳にするサーバーですが、ここで紹介しただけでも、たくさんのサーバーがありましたね。
サーバーというものがどんなものか、なんとなくイメージできたのではないでしょうか。