1年でソフトウェアエンジニアになる方法

 エンジニアという仕事は、ここ数年、急激に人気を伸ばしており、最も需要の高い職業の1つとなりました。多くの学生も学生時からスタートアップのインターンなどに参加し、エンジニアとしてのキャリアパスを選択しようとしているように思えます。

 あなたがオフィスでの仕事が好きで、チームでの動きや、コンピューターが好きなら、ソフトウェアエンジニアリングはあなたにぴったりな仕事だと思います。

 ですが、あまり好きではない場合は、向いてないと思うので他の仕事をした方がいいかもしれませんね。

 それでもエンジニアになってみたいという人のために、1年間どういう計画で学習をしていけばいいのかを、少しでも参考になるかと思いここに書き残したいと思います。

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1ヶ月 ~ 3ヶ月

ゴールを決める

 最初の数か月で、一年の目標を設定しましょう。
 まずはあなたが興味を持っている求人情報を見てください。その企業は何を求めていますか? そして今のあなたには何が足りないでしょうか? それをしっかり見極めましょう。

 一番最初に目標設定をすることで、まず、最終目標への明確な道筋を作ることができます。
 たとえば、Googleで働きたいと思ったとしましょう。
 自分が探しているポジションについて、Googleが持っている現在の求人情報を確認し、各ポジションの要件について現在のレベルを正確に評価します。そして、それが実行可能かどうかを計りましょう。
 求人情報には必須スキルのプログラミング言語やドメインの知識が掲載されているはずなので、それを目標にし、徹底して学習していきましょう。

学んで、学んで、そしてまた学ぶ

目標が立ったら目標に向かって、出来ることを少しずつでもしていくことが必要です

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できるだけ多くのリソースを読み、できるだけ多くのオープンソースプロジェクトに参加してください。
 プログラミングに関しては、学習に勝るものはありません。

本を読む

 知らなければならないドメイン知識を特定したら、それに関する本を読み漁ってください。
 その企業に応募するのはあなただけではありません。他の応募者たちの中から目立つために、その会社が扱ってる技術やメソッド、精神の本を読み漁る必要があります。その企業が求めている人材になるということです。

 ソフトウェア会社がソフトウェアだけを扱っていることはめったにありません。 どういう人間でどういう考えの人が欲しいのかなど、あなたは読書を通して、その企業のアプローチ方法や、会社が革新するために何をしているのかを理解する必要があるのです。

 たとえば、Googleのカレンダーチームで働きたい場合は、時間管理について理解する必要があり、生活をより生産的にするためのテクニックについて専門家になる必要があります。

4ヶ月 ~ 6ヶ月

個人的なプロジェクトを完成させる

 技術的および関連するドメイン知識をしっかりと身につけたら、今度はそれを実践するときです。企業に面接に行くときに、すでに成果物がある方が圧倒的に有利です。

 もう一つ重要なのは、関連する概念を理解するのにかかる時間です。技術や時代はものすごいスピードで移り変わっていきますから、新しいことを自分で学習できる能力やそのスピードも問われます。
 これまでにたくさん読書をしているならば、それらをちゃんと体系化して、応用したり言語化できるようにしておきましょう。

 そこでの説明が求人情報内のキーワードと一致するようにプロジェクトを設計し、自分がいかにその企業やプロジェクトに適任かどうかを見せましょう。

ネットワークを作る

 ネットワークは必須です。いろんな人にあって話をしましょう。

現代ではFaceBook、Twitterなど様々なSNSがありそれらを活用することが重要ですね

  会議や就職説明会などのネットワーキングイベントにどんどん参加してください。企業や学歴ではなく、あなたの名前で人を惹きつけてください。
 心理学によれば、強く一貫した存在感を持つ個人は、好意的に知覚される可能性が高くなります。
 オンラインであろうとなかろうと、人は会う回数が増えるほど、関連する神経接続が強化されます。 素晴らしい第一印象を与えることも大事ですが、その評判を維持することはあなたをさらに際立たせることができます。

7ヶ月 ~ 9ヶ月

コーディングインタビュー

 ここまでで、あなたは知識、履歴書、ネットワークを構築できています。そして、この先には面接という試練が待っております。

 企業の技術面接は大体同じです。インタビュアーはあなたに問題を与え、あなたはアルゴリズムとデータ構造を使用してそれを解決しなければなりません。
 技術面接の専門家で一番おすすめなのは、ゲイルラークマンマクダウェルの「世界で闘うプログラミング力」です。 技術面接官があなたに投げかける可能性のある問題を先回りして学習することができます。

履歴書を完成させる

 よく書かれた履歴書は面接官の目に止まります。エンジニアは、細部に注意を払う必要がある仕事です。履歴書が雑だと、それがエンジニアの仕事にも反映されると悪い印象を与えてしまうでしょう。

  • 読みやすいフォントを使用(例:Timesとか?)。
  • 書式設定を使用して情報を区切ります。 たとえば、すべての役職を斜体で、すべての場所と日付のペアを太字でフォーマットするとか
  • 数字に焦点を当てる。成果を正確な値で述べる。
  • 結果に焦点を当てる。自分のしてきた貢献を述べる。
  • ハードスキルとソフトスキルの両方での経験を示す。
  • 他の誰かに校正してもらう。

インタビューの練習

 面接の練習も必須ですね。特に慣れてない人は。
 友人、家族、さらには先輩などに練習相手になってもらいましょう。そして、他の人にフィードバックを求めます。
 不可欠な質問は次のとおりです。

  • あなた自身について少し教えてください。
  • なぜこのポジションに興味があるのですか?
  • なぜ我々の企業に就職したいのですか?

 技術面接では、履歴書に記載されているプロジェクトについて質問される可能性もあります。そのため個人またはチームのプロジェクトを開発についてメモを書いておいて、その質問の対策を重要です。
 何がうまくいったか、何がうまくいかなかったか、そして改善するために何をしてきたのかなど、プロジェクトやその技術の詳細、およびプロジェクトへの自分の貢献について流暢に話すことができるように準備しましょう。

10ヶ月 ~ 12ヶ月

仕事に応募する

 興味ある仕事を見つけて、それらに応募してください。
 可能であれば、連絡先を使用して会社の人にコンタクトをとったり、会いに行ってください。あるいは、カバーレターを書いて履歴書と一緒に送ってください。
 面接の過程で、会社で働いている何人かの従業員に出会うことになると思います。メッセージや、または直接会ったりするなりして、それぞれに敬意を払い、友好的になりましょう。

 こういった地道な作業は、非常に長い時間がかかる可能性が高いので、結果を早く求めすぎず、いちいち落胆したりしないように気をつけてください。

あとは練習しかない

 プロジェクトに取り組み、関連するリソースを読み、インタビューを練習し続けましょう。
 面接当日に自信が持てるまで練習すれば、面接官に良い印象を与える可能性が高くなります。

 この1年間の計画には、献身と努力が必要です。

 高給の仕事に就くのは簡単ではありませんが、可能なのです。