【番外編】面白い会話を広げるための心理的なトリック!

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 例えば、
「日本って宇宙人に侵略されたんだよね?」
 と聞かれたとしましょう。
 そうすると、あなたは、なにいってるんだこいつ、という顔をしながら、
「え、どうしたの?」
 と聞き返すでしょう。

 これはソーシャルメディアの実験です。何かについて無知で、完全に間違って尋ねると、予期せぬ発見があることを教えましょう。

 一般的に、私たちは物事を修正する傾向があります。研究者によると、他人を正すというこの心理学的傾向は、学生の関心や興味を80%増加させるための戦略としても利用できるようです。

 これはアカデミックの分野外にも当てはまります。
 例えば、まだ若いとき、いわゆる雑用をしたくなくて、母に気づかれるまで、馬鹿みたいにぶらぶらしてるような時期、ありましたよね? すると、母に怒られ、行動が正されていく。

 間違ったことを言うと、会話を量自体はどのように増えるのでしょうか? この人間の性質は「カニンガムの法則」と呼ばれています。正しい情報を得る最良の方法は、質問をするのではなく、間違ったことを言うということです。これは、人間の行動に大きな影響を与える現象として有名です。

大将

間違うと、人はそれを正そうとするからね。

愚かなことを聞いて賢い答えを得る

 カニンガムの法則が機能するのは、矛盾し情報、つまり空想から抜け出して、エンゲージメントが発生することがあるからです。

 シャーロック・ホームズでさえ、次のように述べています。

矛盾は好きだ。正しく、賢い答えが必要な場合は、質問しないでくれ。代わりに、間違った答えか、間違った情報が含まれているような質問してくれ。なぜか? 人々は間違いを正したがるからだ。

 カニンガムの法則の一般化は、ソクラテスがほぼ2500年前に試みたものと似ているとようです。古代ギリシャの哲学者は、当時、多くの人々の知識や認識に疑問を投げかけていました。
 いわゆる一般的で、最も正しいであろう哲学に、人々は一般的に人の役に立ちたいわけではないが、部屋の中では最も賢い人になりたいと思っているというものがあります。狭い世界の中では、いばりたい欲があるのでしょうか。世の中にそういう人は多いですよねw

 

カニンガムの法則の使い方

 学校の先生にとって、生徒が静かだったり、生徒が一言でしか答えてくれなかったりすると、コミュニケーションや授業をするのが困難になりますよね。

 物静かな子供に象の写真を見せて、「これは何?」と尋ねれば、彼らは退屈し、この質問に答える以外は何もしてくれません。
 しかし、象の写真を見せて、「これはキリンだ!」と言ったら、みんな立ち上がって「いや、象だ!」と叫びます。 突然彼ら全員は授業に対し興味と集中をしめし始めるのです。

 つまり、彼らが知っているトピックについて、無知である、あるいは無知であるふりをすることで、会話の中に彼らに権威を与える。それ自体が、彼らの自信を気づくことにつながるのです。

 ちなみに、これ、大人に対しても驚くような効果を示します!

 頑固な大人に対し、
「あなたのエンジニアリングの仕事について教えてください」
 と尋ねると、彼らはだいたい、
 「システムを設計します」
 みたいに答えますよね。
 こうなってしまうと、一問一答のフォローアップの流れを作っていかないと行けなくなってくるわけですね。こんな会話ほど、つまらないものは無いですよね。

 一方で、
 「あなたはエンジニアです。 つまり、エンジンを構築するということですよね?」
 と尋ねると、無知を修正しようと色々聞かずとも答えてくれるようになるのです。 彼らは、エンジニアがなにであるか、なにができないのか、そして彼らがどのような種類であるかを詳細に説明してくれるでしょう。この状況で、質問サイドがすることは、「そうなんですね!」と合いの手を入れるだけです。これを数分ごとに繰り返すだけでも、会話に熱が帯びてきます。

欠点

 誤った情報で質問するときに、気をつけなければいけないことは、人によっては見下してくる可能性があるということです。

 多くの人は本質的に、自分が優れていると感じることができる会話を好みます。したがって、会話の権威を渡すことは、彼らを気持ちよくするが、自分は見下されるかもしれないということ。
 これは、心理的操作に支払う代償みたいなものです。ただ、これは十分にまれな出来事です。

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この記事を書いた人

大将

大将

エストニアの国立大学、タリン工科大学在学中に現地案内事業で起業。大学院では文学の数値解析の研究と小型人工衛星研究開発チームに所属。データサイエンティストとしてさまざまなプロジェクトに関わり、現在はフロントエンドの開発やVR教育やVR美術館などの創作や事業を行っている。元テニスコーチ。