「ひとりぼっちになったらダメだよ」人気note作家、猫山課長の語る希望とは。「仕事の真髄」イベントレポート!

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2022年7月18日に行われた、「半径5mの見え方を変えるnote作家」猫山課長と株式会社SUNABACO中村まことのトークイベント「『仕事』の真髄」。

この記事では、そんなトークイベントの内容をお伝えするイベントレポートをお届けしていきます!

登壇者紹介

猫山課長

半径5mの見え方を変えるnote作家

https://twitter.com/nekoyamamanager

ゲストスピーカー

保守的な金融機関で史上初の副業勝ち取った現役課長+令和2年7月代表取締役就任+アパート経営者+note作家のマルチタスク人

Profile Picture

中村まこと

株式会社SUNABACO代表取締役

https://twitter.com/nakamakoko

モデレーター

シリアルアントレプレナー
アクセラレーター
UXデザイナー
テクノロジストとして数々のスマートシティ、
シビックテックなど先進プロジェクトをリード。
日本最大級のプログラミングスクールSUNABACO代表として、
リカレント教育、次世代の教育に関わる。

Profile Picture

普通を飛び出し、馬鹿になれ

ナカムラ

「半径5mの見え方を変える」という中で、猫山さんとお話をしていると「僕普通なんですよ」とよく言われますが、でも普通の人達って金融機関に努めながら副業とか、そんなことやれないですよね。

猫山課長

誰か一人が馬鹿やると誰かが踊り始める、みたいなのがあるので、誰かが無鉄砲な馬鹿をやると組織が活性化すると思うんですよね。

だから、それはやるべきなんじゃないかという勝手な使命感がある。保守的な組織って、このままじゃ面白くないじゃないですか。だから何か花火を上げると変わっていくんじゃないかと。

ナカムラ

自ら飛び込んでいく、みたいな。今日まさに川に飛び込んでましたけど。

川でキャニオニングをする弊社代表取締役と猫山さん
猫山課長

はい。あの……叩き込まれましたけど。笑

すっごい面白かったです。

おっさんになら、寄り添えるから

ナカムラ

猫山さんが狙っている層について聞いてみたい。誰の何を変えたくて、何を届けたくてnoteを書いているんですか?

猫山課長

読者層は明確に僕の中では決めていて、それはおっさんですね。

理由としてまずあるのは人口が多いところ。中村さんもそうですけど就職氷河期世代で、やっぱり人口が多い。

それから、僕自身がおっさんだということ。僕は女子高生の気持ちは分からないけど、おっさんの気持ちなら分かるんですよね。おっさんの苦しみが分かるので、そこにだったら、僕は寄り添える

だから、おっさんと言いましたけど、40代の男女の方。人口の多いところに届けていくっていうのが基本的な最初のターゲティングですね。

ナカムラ

就職氷河期の恨みを込めて少し言うと、部長職あたりでバブルを経験して60手前くらいの人たちがまぁ、会社を牛耳ってるわけですよ。

で、我々はそれまでいい学校入っていい会社入ったら一生安泰だよって言われてた中で、学校出た瞬間に仕事がないっていう状態だった。

そういう大きな変化のパラダイムを経験していて、安定がないから新しいことをやらなければとなっている。けれども、模索をしなければいけないという立場にありながらも組織内で中々できないというジレンマがあって、そこが結構苦しみだと思うんですよね。

そんなふうな部分について語りかけるような印象を猫山さんのnoteから僕は受けるんですけど、どうなんでしょうか。

猫山課長

おっしゃる通り就職氷河期世代って辛酸を嘗めてきた形ですけど、僕ら就職氷河期世代の苦しみって事後的に感じているものだと思うんですよね。その時は何しろ社会人1年目にもなっていないので、そんなもんだっていうスタートだったと思うんですよね。

ナカムラ

うん、うん。

猫山課長

その後好景気がやってきて、なんか俺たちひどかったみたいだね、みたいなことを事後的に感じている

僕らってやっぱり酷い時に働いてきて、だから思考停止で働いてきた人が多いと思うんですよ。やらなきゃいけない、みたいな。

そうしたら、上はずいぶんのさばってて、権力を持ったまま勝ち逃げしようとしているっていう状況が見えてきて。

時代がちょっと良くなってきて、けど思考停止していた時間が長かったので、今更何していいか分からないって状況の方が沢山いると思うんですよ。

何かしなきゃいけないけど、何かをするトレーニングをしてきてないから、何をしていいか分からないって思いながら家帰って風呂入ってビール飲んで寝るという生活をずっとしている。

ナカムラ

ww

猫山課長

でもそれはちょっと違うんじゃないって。よくよく1回振り返ってみようよ俺たちの人生、って。チャンスも機会もあったけど、やれなかったよね。でも今って出来そうじゃない?まだいけるぜっていうのをnoteで同世代の方に発信することで、1人でもダイブできたらいいのかなっていうのが、伝えたいことの一つですね。

夢中で働けば働くほど、老いていく

ナカムラ

そうなんですよね。何のために俺たち仕事してるんだっけって。

ワーケーションとかアクティビティをやって人生でままならないことを経験すると、俺ってちっぽけだなとか、この家族の関係を大事にしたかったんだな、みたいなものを思い出せるんですけど。

でもなんとなくみんな続けないといけないから続けているだけで、40代になって課長職とかで責任がついてきた時に、それは俺に何のメリットがあるんだみたいな。そんなところが苦しさだと思うんですよ。

猫山課長

その苦しさの中で、一番僕の中で大きいなと思うのは、老化ですね。老いてっちゃう。肉体的なものもあるんですけど、それ以上に肉体面以外のところでもあると思っていて。

皆さん働いていると、どんどん効率化していくと思うんですよ。だって毎日違うことをやるわけではないじゃないですか。若い子はそこで効率化しきれないから遅かったりして「お前何してんだ」みたいな話になるわけですが、重ねるうちにどんどん効率的になっていく。それが生産性の向上で、それは間違ってないんですよね。

問題は、効率化で出来た余力をどうするかで。そのままにしてると老化していくんですよね。刺激がないと頭の中で新しいことがぐるぐる回らないので、刺激を自分で取り込んでいかなきゃいけない。ダイブしていかないといけないんですけど、中々それが出来ないじゃないですか。

ナカムラ

そうですね。

猫山課長

そこが老化、やっぱりいちばんあかんところで。

自分が頑張って仕事すればするほど、効率化すればするほど老いていくんですよね。会社としてはそれがいいんですけど、自分たちはそうじゃないっていうギャップがある。それが恐ろしいところだと思っています。

ナカムラ

確かにそう。僕は大きな企業のコンサルをめちゃめちゃしてるんですけど、今後生き残れる企業と生き残れない企業というのは絶対にあると思っている。生き残るために必要なのは、外との関係性を持って自分たちと違う価値観に触れる仕組みをつくること。決して取り入れろという話ではなくて、話を聞くだけでもいいんですよ。

八代市なんかは僕らがDX人材育成セミナーをトヨタ自動車九州さんとか他の民間とかと一緒にやっているので、それを受けた人たちは役所内での常識と相当違う認識を持つことができている。ずっと自分たちの常識が当たり前だと思っていたけど、外と繋がった瞬間それがボロボロと崩れていくんですよね。

諦めてない人になれ

猫山課長

ここでちょっと言っておきたいのは、僕も保守的な人間なんです。金融機関の人間だから。だから、今回SUNABACOに取れるだけ取って来たみたいな、こんなことって基本的にめったにやらないんですよ。旅行が嫌いで、飛行機に乗ったのも何年ぶりか覚えてないくらいで。

けど、ピンと来たときにちゃんとダイブしないと俺絶対ダメになると思っていた。だから、時が来た時に直感に従うことができるように、常に自分に暗示をかけていたんです。チャンスが来たら飛べ、チャンスが来たらお前は飛べ、って。何を使って暗示をかけていたかというと、これは実はTwitterなんですね。

つまり、やってもないこと、やりたいこと、なりたい自分をTwitterでずっと発信する。noteでもそうです。これを言うと中村さんは怒るかもしれないけど。

ナカムラ

いや、すごく重要なことだと思います。

そして、今の話で大事かもしれないのは、どうしてなりたい姿を書けているかっていうと、諦めてないんですよ。猫山課長が他のサラリーマンとちょっと違うところ、見本になれるところは、諦めてないんです

みんな諦めてるんですよ。普通のサラリーマンになりたい姿を書けって言ったら、頭の中によぎるのは多分めちゃめちゃ言い訳なんですね。あー、部長に言っても部長わかんねぇしなー、みたいな話しか出てこない。

日本の組織で僕がちょっとおかしいと思っているのは、決定権者である部長とかって、パーフェクトにそれに詳しいわけじゃないじゃないですか。でも、組織の論理で詳しい人よりも詳しくない決定権者に押し潰されていく。それが繰り返されていくと人は学習性無気力に絶対的に襲われ、もうやーめた、この組織無理だから、ってなってしまう。

そんな中で一番大事なのは、諦めてないって人や、やれるんだってことに出会えることで。サラリーマンにとって猫山さんはそういう存在だから、多分刺さりまくるんですよ。

猫山課長

諦めない、ってキーワードがありましたけど、本当にその通りで、自分が仕事とか日常に閉塞感があって。若い頃から仕事が嫌で、月に1回辞めたくなるんです。だいたい12ヶ月で12回くらい辞めたくなるんですね。

辞めたい、もう嫌だ辞めよう、とかって思うんですけど、なんとか折り合いつけて頑張るかって言ってやって、また辞めたくなって。そんなことを繰り返す中で、どうやったら変えられるんだろうということをずっと考えていたら、自分の考え方次第なんじゃないかなということをまず思ったんです。

上司も会社も基本的には変わらない。これは固定的な要素で、つまりあと変えられるところってもう自分しかなくて。原始的な話ですけど、自分の気の持ちようでやっぱり変わるはずなんじゃないかなと。僕だけじゃなくて、みんながそういうふうに思ってくれたら、全体的にじわっと良くなるんじゃないかなと思って。

日常の出来事を切り口として、光の当て方を変えもっと立体的に理解していけば、日常は変わらないけどそれを見る主体は変わっていく。もし僕が明日恋をしたら風は甘く世界は変わって見えるように、自分が変われば世界は変わるんですよ。

ナカムラ

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確かにそうだ。

猫山課長

世界は何も変わっていないけれど、フィルターを通して見る自分が変わるからって思えば、いやな日常でももっと楽しめる。ワクワクする。そういうのがまだ残されているよな、俺そこまでまだ全部やってないよね、考えきってないよねってところからスタートしている。それが僕のnoteの書き方なんですね。

光の当て方を変える。考えることを諦めない。世界を良くすることを諦めない。

出来ないですよ、そんなこと。力がないので出来ないんですけど。こういうのもいいんじゃないの、みたいな提示をやっぱり諦めずにやっていきたいなっていうのはあるんですよね。

ひとりぼっちになったらダメだよ

ナカムラ

これから新しいことを学んでいくことが必要だけれども、現代の社会の仕組みの中ではどんどん内向きに煮詰まっていって、「こうだ」って決めつけてしまう。けれどもそれを破壊することはかなり難しいんですね。

でも、それをやっていかないといけないし、そのためには仕組み化をしていかないといけない。「ひとりぼっちになったらダメだよ」を出してもらいたいんだけど……

ナカムラ

結局、ひとりぼっちになったら駄目なんですよね。猫山さんも今日言っていたように、みんな理想を抱けなくなってしまっている。ひとりぼっちで「ああ無理だ」と思っているのを、猫山さんのnoteに出会ってTwitterに出会って、やれるじゃんって思えることが多分一番刺激的なことで。それで今めっちゃ伸びてるんだと思うんですけど、どうでしょう。

猫山課長

そうなんですよ。突き詰めていくとやっぱりここだなっていうのは、常々感じるんですよね。

自己肯定感が大事だって言われるけど、自己肯定感が高まるのって誰かに承認してもらった時だと思うんですよね。相手がいるんです。これはすごい大事なとこで。1人だと、感情の起伏ってあんまり起きないんですよ。

いやでも私家でもちょっとイラッとしたりとかすることあるよって思うかもしれないんですけど、でもそれって脳内に誰かがいるわけじゃないですか。

ナカムラ

そうですよね。娘の彼氏が川に落ちたっていうので奥さんが「お風呂入ったら」っていうのでまんまとお風呂入った挙げ句「うちの旦那のジャージしかないんだけど……」ってジャージを出されて、みんなでお好み焼き食って帰るみたいな。

猫山課長

ははははは、そう……

その娘の彼氏がイケメンで……まぁ、だから、イラッとすることはやっぱりあるんですけど、それは相手がいないと出来ないことで、結局ひとりぼっちだと何もできないなって結論になるんですよ。

人間って人の間って書くじゃないですか。人では人にならなくて、人間になるにはやっぱり「間」がいる。そのためには、もうひとり誰かがいるんですよね。ひとりぼっちだと煮詰まるし孤独になるし、変な話無敵の人みたいな感じにやっぱりなりやすい。

だからひとりぼっちになったら駄目で、常にどこかのコミュニティーに属するべきだと思うんですよね。コミュニティーに入っていれば常にストレスにはなるんですけど、そこをぐっとこらえて、コミュニティーのために貢献する。そうすると、やっとのことで承認されるんですよね。

場に対してギブした人はすごく承認を受けやすくて、そういうことは必要なんですよ。

書き続ける。明日、優しくなれるように。

猫山課長

優しくない世界ではみんなが牽制しあって、ブツブツになってひとりになっちゃう。ひとりぼっちにならないためには、一人ひとりの物事に角度を変えて光を当てていってあげる。そうすると、日々は生きやすくなるじゃないですか。

ナカムラ

それでいくと職場って優しくない世界ですよね。チームなのに、なぜか。

猫山課長

自分も孤立しちゃいけないし、まわりも孤立させない。そのためにしっかり相手を見る。正面からだけじゃなくて裏からも見る。その時間が優しさの時間なので、それを繰り返していけばもっとハッピーになれるんじゃないかっていうのが基本的に僕のnoteに通底している一つのテーマでもやっぱりあるんですね。

僕自身がやっぱりあんまり優しくない人間なんです。だから苦労してトレーニングして考え方を変えようと思って、noteでこうすべきだああすべきだってことをうんうん言いながら書いてるんですね。それを反省して明日に活かす。それを繰り返して、日々書いているんですね。だから、そのために、書き続ける、ということは必要なんです

ナカムラ

いや……めっちゃいい話で、完全に締めていただいた形ですけど。笑

何か質問のある方とか、いらっしゃいませんか?

質問者

noteですけど、水曜日と土曜日って決めてらっしゃるじゃないですか。それはプレッシャーにならないんですか?

ナカムラ

ドMなのでならないです。

猫山課長

めちゃくちゃプレッシャーになっております。でも、たとえば週刊誌とかも毎週決まった日に出るじゃないですか。それは、決まった日に店に並んでるから買うんです。あるかないか分かんなかったら店行かないんですよね。

ナカムラ

結構それが楽しみなんですよね。昔から僕も好きな作家さんは、出るのが楽しみで。

猫山課長

定期的に読んでもらいたければもうそれしかなくて、それは信頼なんですよ。必ずこの日にあるっていうのが信頼で、商売やってる方もそうですよね。僕はこれをやるときは商売だと思っていて、商売やる以上は裏切っちゃ駄目だと思ったので、時間も決めて、やったんですね。

ナカムラ

しかもそれは人間の習性にすごくかなっていて、人間、自分のためにやると結局がんばれないんですよね。でも、期待されてる誰かのためにやるなら、がんばらざるを得なくなってがんばれる。僕なんかもよく超人的に働いてるって言われるけど、これ自分のためだったら絶対やらねーもんって思う。

猫山課長

本当にそうだと思います。誰かのためにじゃないとひとひねりというか、ひと踏ん張りがやっぱりできないので。そういった意味でも、ひとりじゃ駄目なんですよね

猫山さん、この度はありがとうございました!

トークイベントの内容は、SUNABACO公式Youtubeチャンネルでも全編公開中です。

気になった方は是非、こちらもご覧ください!

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