トークイベント「ちゃんとやらないと」をデストロイしよう! その1

「ちゃんとやらないと」をデストロイしよう!

2020年6月5日、SUNABACO八代にて開催されたトークイベントに株式会社SUNABACO代表 中村が登壇。「『ちゃんとやらなきゃ』をデストロイしよう!」と題し、SUNABACO卒業生や、事業を始めたいが怖くて一歩を踏み出せない人に向けて、最初の一歩を踏み出す方法や考え方を語りました。

中村良

Makoto Nakamura

株式会社SUNABACO代表 

twitter: なかまこ

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中村 良

Makoto Nakamura

twitter:なかまこ

1977年生まれ福岡県北九州市出身。琉球大学環境建築工学卒。在学中にライブハウスで音響の腕を磨き、その後沖縄のインディーズを牽引。大学在籍しながら会社を立ち上げる。音響技術が認められNHKの仕事をはじめ大きな野外音楽イベントやコンサートツアーの音響チーフとしても活躍する。その時コンサート会場の音の解析などをコンピュータで行うなど新しいテクノロジーを積極的に導入。それをきっかけにインターネットを活用したビジネスも数多く手掛ける。2013年スタートアップという流れが起きた時に自らがそうした若者を応援しサポートする側になる事を決める。沖縄でスタートアップカフェコザを始め、そこでのプログラミングスクールが認められ総務省ICT地域活性大賞奨励賞受賞。元々専門であるスマートグリッド、IoTなどに関してもコンサルティングとして活躍。行政関連の講演のほか、琉球大学非常勤講師、その他学校や企業、行政職員への講義も行う。

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どうやって始める?お仕事最初の一歩

中村:はい皆さんこんにちは!
今日は各地のSUNABACOで講座やってるみたいで八代も今日盛り上がってますね。

今日はちゃんとやらないとデストロイしようということで、
SUNABACOでプログラミングスクールとか習ってお仕事取れるよってなったけど結構行動できてないとか。

「ちゃんとまだできないからやらない」
みたいなことが多くて。
今日はお仕事の最初の一歩に関する話です。

人間って変化するのがすごい苦手

 実は人間って習性として、いいことだとわかっていても変化をすることがすごい苦手っていう話があるんです。

いわば新しいことにチャレンジする人間ばっかりだったら人類は滅びてたんですね。


こないだ話しに来たGOROmanとか土田さんとか僕みたいなタイプだとみんなふぐくくって死んでるよねっていう話で(笑)

ごろまんさんと土田さん 香川県高松市にて


それで人間の性質として変わりづらいという中で

プログラミングスクール始めた最初って、それを使ってお仕事につなげようとか何かをしようってなってたはずなんだけど

いつのまにか勉強をやることに満足して、そっから変わらずに現状維持みたいな形になってませんか

ポケットの中、500円しかない状態からのスタート

 僕は、人に騙されてポケットの中に500円しかない状態でした。
それでも何でやれたかと言うと、やらざるを得ない状況に突っ込まれたからなんです。

僕が今仕事で色んなお仕事をもらえて、いろんな人から必要とされる。

今事業として収入はあげれるということって実は僕がすごい特殊な能力があったんじゃなくて


実はやらざるを得ない状況に追い込まれたっていうことは実は大きいんです。

だれでもできる方法はある でも。。

なので誰でも出来る方法があって、
銃突きつけられて「やらないと殺すぞ」って言われたら多分みんなやるんですよ
(会場笑)

やるけどでも

日常の中でそこまで追い込まれないから
色々と理由をつけてやらないと。

なんだか一歩を踏み出せないっていうのを今日はぶち壊していきましょうっていう話をしたいと思ってます。

働くこととは何か

 まず我々って働くことって何かって言うと
やっぱり生きていく上で仕事をしなければならないですよね。

それは何かって言うと
収入を得るっていうことだけじゃなくて
それよりも大事なことって

あなたが必要ですよ」とか「あなたが生きてていいですよ

いわば承認を受ける社会において「あなたが必要ですよ」って
言われることがすごく必要な中で

それが一つ仕事っていうものにおいて
人間にとって必要なんですね。

いつになったらやるの?

 今日の一番大事なこと。

「ちゃんとやらないと。」「ちゃんとまだできないから」
仕事を受けませんと話をしてますよね。

「ちゃんと」じゃあ「いつになったらちゃんとできる? ちゃんとって何?」
ていう話なんです。

「いつになったらやるんですか?」
っていう話なんです。

その完璧さって誰のためのもの?

その完璧さって、誰のためのものなんでしょうね?

誰のためのもんだと思います?

プロの仕事とは「お客様のために」正確に役に立つこと

プロの仕事っていう面で考えると、

すごくホスピタリティがあって
お客様のニーズを満たします

という、サービスを日本で非常に高いランクで提供している加賀屋というホテルの会長、小田さんが言った言葉なんですけど

サービスとは、プロとして訓練された社員が給料をいただいて、お客様のために正確に役に立って、お客様から感激と満足度を引き出すことと定義しています。

すごくこの中に大事なことってお客様のために正確に役に立ってなんです。

マスターベーションで「私がしたいサービスで」「私がこんなサービスもお客さんが喜ぶんじゃないかって思って」

押し付けでやってる物って
全然サービスでも何でもないんですよ
って話なんです

大事なことはお客様がこうしてほしいと思ってることに対して正確に役に立つっていうことがすごく大事なんですね。
それがプロなんですよと。

クライアントから仕事を受託しているプにとって「お客様のために【正確に】役に立つ」ってことはとても大切なんです。

「完璧」は誰のため?

その中で「完璧」というのはお客様が求めるものを完全に作り上げることができたら
それは完璧なんですけど、そうじゃないんですよね。

SUNABACOを卒業して、何か始めようとしてる人が「まだ私はできんけん」という話をするって

それは誰のため?
誰のためって言うと自分の言い訳なんですよね。

「不安でできない」とか「やれない」っていうことは
あなたが思う完璧っていつになったらできるの?という話なんですね。
そうそうそんなものは多分一生来ないんです。

一生来ない。
なぜなら、あなたにとっての完璧って理由をつけたらいつでも言い逃れができるわけです。
言い逃れができる。
だから完璧を目指しちゃいけないんです。

「完璧」は目指しちゃいけない!

起業など受託して仕事をスタートする。という時に、
「完璧なものを提供したい」
と思うかもしれないけど、
これは大きな間違いなんです。

完璧な物って
誰にとって完璧なことが大事なのということなんです。

ホームページを作る場合も例外ではない

コードを書く上で大事な事。
例えば、「ホームページを作ります」という仕事を受けた時に、

「すごく早く動くコードが大事なのか?」というと、
お客様はそれを求めてなかったりするんです。

ホームページと、さらにそれから関わるWEBを作る。
ということは結局何かって言うと

それに付帯する、マーケティングの一部を担当する
ということなんです。

お客様がホームページつくる。って絶対目的があるわけです。

ホームページを完璧に作ることがお客さんにとっての目的じゃないですよね。

「売上を上げる。」とか、「そのその会社の事業をお客さんに広める。」
とか。そういったことが目的であって

完璧に動くホームページを作ることが目的じゃないです

「完璧」は自分が突っ込まれないためのもの

あなた達が、今言う「完璧にできないから」というのは自分にとって完璧で突っ込まれない仕事という意味で。

それはお客さんが本当に求めてますか?

っていうことなんです。

→その2につづく。

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https://youtu.be/TWNYRDnh7DU